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2020.03.27ブログ

花は決して主役ではない



 

こんにちは。ミルティーユフルールです。

 

今や全世界に及んでいるコロナウイルスが猛威を振う中、春のお彼岸が過ぎ、そして現在はそれぞれの「卒業」シーズンを迎えていらっしゃる方も多いことと思います。ウイルス感染防止のため、一堂に介する式がキャンセルとなってしまったり、また体制こそ縮小されてはいるものの各式典だけはかろうじて執り行うところもあったりと、、まさに状況は様々ですね。

 

ミルティーユのお店から道路を挟んでちょうど真向かいに保育園があります。私が仕事をしていると可愛い子供達の声が聞こえてきて、日々私も彼らから元気を貰っています。

 

その保育園は明日が卒園式。式典に飾るお花や子供達が座る椅子の近くに並べる鉢物などのご依頼をいただきました。上の画像は式典の演台花です。

 



 

普段、ミルティーユでは「パリスタイル」をベースに装花をするのですが、やはりこの場合お花の種類や色使いがシックで大人っぽい雰囲気ではNGですよね。装花は常に「その場、相手に相応しい」ものでなければ全てが台無しになってしまいます。

 

私の師匠は、兼ねてから門下生達に「花は決して主役であってはならない」とおっしゃいます。お花は生活や様々な場面において、なくてはならない存在です。しかしながらそれは主役達を引き立てるための「重要な脇役」であるべき…と。

 

常にそういう気持ちを忘れずにいれば、作品がひとり歩きしてしまうことなく、その場の雰囲気に相応しい花選びが出来、そしてそれこそが素敵な花あしらいへと繋がっていくのだと思います。

 

 
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