こんにちは。
ミルティーユです。
季節が巡るのは本当に早いですね。
何だか年々、月日が経つ速度が増しているような気がします…(笑)
皆さまお変わりありませんでしょうか?
とても暫く振りのブログになりますが、皆さまどうぞ今回の投稿にお付き合いいただけましたら幸いです。
コロナ禍に始まり、気象の変動、円安による物価上昇など…さまざまな影響を受け、ここ数年、多くの人々の生活はとても厳しいものになっています。
私は週に数回、花市場での仕入れをしておりますが、お花の値段も数年前には想像もしなかった価格まで跳ね上がっており、市場へ行く度にそんな状況に驚き、同時に不安にも駆られる毎日です。
最近良く耳にする「SDGs(持続可能な開発目標)」。
17の大きな目標のひとつに「気候変動への対策」がありますが、それは花業界ともとても密接な関係にあります。
人の手に渡ることなく廃棄を余儀無くされるお花の量は、年間で計算すると食品ロスの約3倍にも上ると言われているそうです。
廃棄されたお花は「ゴミ」として焼却処分されてしまうため、焼却の際発生する二酸化炭素は空気中の温室効果ガスを増やし、やがて地球を温暖化させ、人類を含めた生態系を壊してしまいます。
そういった「ロスフラワー(廃棄花)」を少しでも減らすべく、「re(リサイクル);bloom(咲く)」させる活動をしている(リブルームアーティスト)という方々がいらっしゃるのを、皆さまはご存知でしょうか?
こちらは「ロスフラワー」となるべくお花達から作ったボタニカルキャンドルです。
普通だったら廃棄を待つだけのお花も、見事に息吹が吹き込まれ、そして生まれ変わっています。
地球にも優しく、そして自然のお花は眺めていて、とても癒されます。
私自身はキャンドルを作ってはいませんが、リブルームアーティストさんが制作されたキャンドルをミルティーユのアトリエにも並べておりますので、ご興味がございましたらぜひ一度ご覧くださいませ。
アトリエでも残念ながら「生花」としての出番がなかったお花達がいます。ですが、そんなお花達もリブルームアーティストさん達の手によって、こういった形に姿を変えて生き続けられると思うと、とても嬉しく思います。
myrtille fleurs et design
Akiko Komakado